フリーランス協会という団体を耳にしたことはありますか?
フリーランスで働いている方は一度は聞いたことがあるかもしれません。
気になって、フリーランス協会と調べると「フリーランス 協会 怪しい」と出てきます。
怪しいと聞くとなんだか不安になりますよね・・・( ;∀;)
この記事を読めば、フリーランス協会とは何か知ることができ、フリーランス協会に入るべきか判断できるようになるでしょう!
フリーランス協会、怪しいと思っている
フリーランス協会について知りたい
無料会員と有料会員どちらがおすすめか
もくじ
フリーランス協会とは何?怪しいのか?
フリーランス協会とは会員の会費により活動する非営利団体で、フリーランス向けのインフラとコミュニティを展開しています。
フリーランス協会は2017年に設立され、比較的新しい団体ということから「怪しい」と思われている方も多いようですね(^_^;)
結論から言うと、怪しい団体ではありません。一般社団法人として登録された団体です。
100を超える様々な企業が賛助会員となって、団体を支援しています。
疑いの念を持っている方、怪しむことはなく、安心して大丈夫です☆
フリーランス協会の活動内容
フリーランス協会は、フリーランスの年収や仕事獲得の調査を始め、メルマガなどの情報提供、フリーランス向けのキャリア支援、イベントなどの開催も行っています!
誰もが自由に働き方を選択できるように、フリーランスが活躍しやすい環境をサポートする活動をしています。
後ろ盾がないフリーランスにとって、安心ですよね!
フリーランス協会の無料会員と一般会員の違い
フリーランス協会には無料会員と一般会員(有料)があります。
フリーランス協会に無料会員の登録すれば、以下のサービスを受けられます。
・メールマガジンの配信
・フリーランスDBの検索・掲載
・オンラインスキルアップ講座「skills build」
・オンラインコミュニティ「チームランサー」
メールマガジンの配信
フリーランスに関しての独自のアンケート結果やイベントの案内、さらにインボイス制度やフリーランス新法など、フリーランスに役立つ幅広い情報提供を行なっています。
フリーランスで働いていると、わからないことは全て自分で調べ、解決しなければならないですよね(⌒-⌒; )
メルマガでは、意外と知っているようで知らないことが、定期的に配信され、手軽に見られるので、便利だと思います(^^)
フリーランスDB
フリーランスデータベースといい、自身の経歴や実績を無料で掲載・検索できるサービスのことで、企業やフリーランス同士のマッチングを手助けます。
このサービスをうまく活用すれば、自分の経歴を見て、仕事依頼がくる可能性があります。
実際のフリーランスDBの一部はこちらです。お好みでプロフィールを公開・非公開にできます。
同じフリーランスとして活躍する人の検索や連絡を取るなども可能です!
携帯からはフリーランスDBの登録はできないので、会員登録では、パソコンのメールアドレスでの登録をお勧めします。
オンラインスキルアップ講座「skills build」
18歳以上の無料会員・一般会員が無償で受けられるIBMによる社会貢献サービスです。
IBMとはグローバルビジネスを中心にコンサルティングをメインにしている企業です。
プロの社員からビジネスに必要なコミュニケーションやリーダーシップ、問題解決のためのスキルや、IT基礎、専門知識などのコーチングを受けることができます。
オンラインコンテンツは、その数なんと、6000を超えます!!
これからフリーランスを始める方にとっても、すでに始めていて伸び悩んでいる方にとっても役立ちますよ。
「skills build」は、フリーランス協会の会員登録とは別に、専用登録フォームへの登録が必須となります。
オンラインコミュニティ「Teamlancer(チームランサー)」
フリーランス協会の会員間の横の繋がりや情報共有を高めるためのコミュニティです。
こちらも無料会員・一般会員が無償で利用可能です。
・特定の案件に対するメンバー募集・求人
・活動エリア、同業者との交流
・セミナーやイベントの告知
を提供しています。
フリーランスは孤独になりがちですが、横のつながりがあると心強いですよね。
登録にはフリーランスDBのページで、Teamlancerデータ連携許可にチェックをします。
さて、ここからは一般会員(有料)がサービスを受けられるものです。
登録をすれば、無料会員で受けられるものに加えて以下のサービスを受けられます。
・賠償責任保険
・WELBOX(福利厚生)の利用
・付加的な保険への割安加入
・会員限定の優待
・コワーキングスペースの利用優待
なお、一般会員の年会費は1万円です。
それでは、詳しく見ていきましょう。
賠償責任保険(自動付帯)
こちらは自動付帯の保険になります!
自動付帯とは、クレジットカードを持っているだけで自動的に適用される保険のことです。
つまり、一般会員になれば、特に何も手続きせずに利用できるということです!
大手保険会社4社(損保ジャパン、東京海上日動、あいおい日成同和損保、三井住友海上)による共同保険で手厚い内容となっています。
補償内容は以下になります。
業務遂行中の補償
- 自転車で配達中に通行人とぶつかり、ケガをさせてしまう。
- 育児代行等において、預かった子どもにケガをさせてしまう。
- 家事代行等において、食器等の家財・備品を壊してしまう。
- うっかり業務上知りえた個人情報を第三者に話してしまい、 周囲に噂が広まってしまう。
業務結果(PL責任)の補償
- 利用者に飲食物を提供した結果、食中毒が発生。
- 納品物に欠陥があり、第三者にケガをさせてしまう。
受託財物の補償
- 依頼先やコワーキングスペース等の借用施設の壁や設備 を誤って壊してしまった。
- 預かっていた第三者の財物を誤って壊してしまった。
情報漏えい
- 納品したシステムに瑕疵があり、発注先の個人情報が流出した。
- フリーランスのパソコンがウイルスに感染し、企業情報が漏えいし、発注者に営業損失が発生。
著作権侵害
- 発注者へ納品した成果物が第三者の盗用にあたるとされ、第三者から損害賠償請求を受ける。
- 発注者へ納品した成果物が第三者の盗用であるとして、発注者に営業損失が発生。
納品物の瑕疵
- データ入力業務を受注したが、商品の発注数等の入力を誤ってしまったことによる営業損害額が発生。
- 納品したシステムに不具合が生じ、システムの使用不能期間の代替手段に要する費用が発注者に発生。
偶然な事故による納期遅延
- フリーランスの入院による納期遅延のため、発注者の業務開始が遅延し、発注者に営業損害が発生。
- フリーランスの職場が罹災し、納期に間に合わなかったため、 発注者から損害賠償請求を受ける。
支払われる保険金は以下です。
業務遂行中の補償
→ 損害賠償金として最高1億円まで、訴訟費用として最高1億円まで支払われる
業務結果(PL法)の補償
→ 損害賠償金として最高1億円まで、訴訟費用として最高1億円まで支払われる
受託財物の補償
→ 損害賠償金として最高1,000万円まで、訴訟費用として最高1,000万円まで支払われる
業務過誤の補償
→ 損害賠償金として最高1,000万円まで、訴訟費用として最高1,000万円まで支払われる
年会費1万円でこの内容はすごくないですか(°▽°)
人間、先のことは何が起こるかわからないし、絶対に過失を起こさないという保証はないので、このようなサポートがあると安心ですよね。
報酬トラブル弁護士費用保険「フリーガル」(自動付帯)
こちらも自動付帯の保険になります。
フリーランスの方が報酬未払い等のトラブルにあった場合にアドバイスを受けることができ、損保ジャパンの承諾のもと弁護士対応を行う場合に、保険金が支払われます。
支払い内容としては、相談料、着手金、報酬金、手数料、訴訟費用、その他弁護士が委任業務を行う上で必要な費用です。
最高限度額は70万円となります。
未払いなど泣き寝入りすることなく、すぐに相談できる窓口があることはいいですよね!!
WELBOX(福利厚生)の利用
全国3,000施設の健康診断や人間ドックの割引、スーパー銭湯やマッサージなどのリラクゼーション、eラーニング、子育て支援、税務・法務相談のほか、映画やカラオケなどのレジャー、グルメやショッピング、出張にも便利な旅行関連の優待など、多彩な特典が利用できます。
詳しく見てみると、富士急ハイランドやスポーツ観戦のチケット割引、分譲マンションの購入割引、葬儀の相談も無料で受け付けているようです!!
一般会員で無くても、無料会員になるとデモページでチェックできるので、気になる人はアクセスしてみるといいでしょう。
会員限定の割安加入・優待
財務のサポートでは税務顧問の相談、会計ソフトなどが割引・優待で受けられるサービスがあります。
そのほか、暮らしのサポートでは、マンスリーホテルの宿泊優待、与信機能付き部屋探しサービスがなどあります。
フリーライターなどで仕事場を転々としている方や、部屋を借りたくてもなかなか審査落ちで悩んでいる方はとでも助かるサービスだと思います。
優待と言っても、ほとんどが無料のサービスではなく、ただ割引になるものが多いので、よく考えて自分の必要なものだけ選ぶというのがいいでしょう。
コワーキングスペースの利用優待
コワーキングスペースとは、独立して働く、個人やスタートアップ企業が基本設備を共有しながら仕事をする場所のことです。
全国様々なコワーキングスペースの検索ができ、特典が受けられます。
・会員ナンバーと協会のロゴ使用
一般会員になると、協会ロゴの使用が可能です。
しっかりとした保険のある協会に加入していることは、クライアント側からすると安心材料にもなりますよね。
フリーランス協会の入会方法
無料会員の場合はアカウントを取得するだけで利用できます。
一般会員(有料)の場合は無料アカウントを取得後、以下の手順に進みます。
・入会申し込み
(本人確認書類とクレジットカードまたはデビットカードの登録が必要)
・審査・決済
(申し込み情報と身分証の画像を用い、2営業日以内に審査を実施。審査完了後、年会費がカード決済される)
・入会承認・利用開始
(入会承認メールで会員IDが発行され、利用開始 ※賠償責任補償とWELBOXのみ、入会翌月15日からの利用開始)
フリーランス協会のメリット
・賠償責任保険(自動付帯)がすごく手厚い
・会計ソフトの優待やその他オンラインセミナーが無料で受けられたりとお得
・損害賠償金として最高1億円まで、訴訟費用として最高1億円まで支払われる
入会する前に確認すべき注意点
・一般会員(有料)しか受けられないサービスが多数あること
賠償責任保険や福利厚生は一般会員のみのサービスです。
・一般会員になる場合、会費1万円は念単位であること
フリーランス協会は会費が年単位で発生します。
・任意加入していくと月々の支払いが重くなること
割安の保険が様々ありますが「これも入っておいた方がいいかも」と際限無く入ると、月々の支払いは重くなります。
フリーランス協会の口コミ
良い口コミ
・フリーランス協会に入っていたおかげで、何か起こった時の相談先に悩むことは無くなった
・フリーランス協会の税理士さんにお願いできるサービスがとてもいいな
・意外にサービスが充実してた
悪い口コミ
・特典をあまり使えず、入る意味がなかった
・年単位でしか加入できず、途中退会してもお金は戻ってこない
まとめ フリーランス協会は怪しくない、迷ったらまずは無料会員がおすすめ
フリーランス協会は無料会員でも
・メールマガジンの配信
・フリーランスDBの検索・掲載
といったサービスを受けることができます。
一般会員はそれに加えて、補償や優待サービスなど、様々なベネフィットがあります。
年会費は1年間で1万円なので、月850円くらいの支払いと考えるとそう高くはないですよね(^ ^)
迷う場合は、まず無料会員登録してサービスを受けて、その後、補償内容などにメリットを感じたら一般会員に入ってみるといいでしょう!!